行間を読む

専門書の行間は広く、読者の行手は阻まれる。 知識や技巧の前提を掲げ、行間を追えない読者に復習を促すのは、教育的見地に則っているのだろう。 しかし追えない行間を放置し、得るべき知識を得られないのはあまりに忍びない。 物理学を中心に専門書の広すぎる行間を埋めたこの特集が、読者の一助となれば幸いである。

通読次第、順次読んだ行間をpdfにして掲載する。 読破していない本についてはnote【行間を読む】に項目ごとに掲載する。 すでに通読した猪木・川合「量子力学I」については近々アップロードの予定。

砂川重信「理論電磁気学 第3版」

言わずと知れた邦書電磁気学の金字塔。

猪木慶治・川合光「量子力学I」

理論と演習の両方を豊富に備えた量子力学の良著。 学部で扱う量子力学はこれである程度事足りるだろう。

猪木慶治・川合光「量子力学II」

学部量子力学の基礎に重きを置いた前巻に続いて、研究室・大学院の量子力学へと繋げる。

Charles Kittel「固体物理学の基礎」

解答が付されていない演習問題も所載する予定。

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